一輪挿し No.1
■一輪挿しの口を作る。
●作り方は、ひも作りでも作れるし、たたらでも作れるし、丸作り(土をそのままマルク形にして、ロクロを回す)でもできる。
●口を整えるときは、中に指を1本入れて、向側では、左の指を2本添えて整えていく。一度にやるとシワになるから、細かく細かく、ゆっくりやっていく。下からやっていったら、次は上を順番にやっていく。
●縮める、締めると言う作業は、指3点で支点を作りやっていく。3点でやることで力が中和される。厚みをよく見ながらやっていく。
●ろくろを回すときは、指を1本中に入れて回す指を滑らせる。左手の指と右手の指を挟んですーっと上に上げで行く。対象物である回すものにも、添える指にも水をたっぷりつける。親指と親指を交差して指を固定してブレずに指を上へと滑らしていく。ある程度薄くなってきたら、上は切ったほうがやりやすい。
●厚みを見ながら、薄くしていく。上の口の部分はもう少し内に入り込む感じでも良い。
●根元の土を持ち上げて上にもっていく。
●ろくろ台の回転は早めで、指はゆっくりと動かしていく。
●土に対してどうしていきたいか、土に対して入力をしていかないといけない。
●積極的に土動かしていく、そうすると限度がわかる。
●仕上がったら、中の水、泥は乾いた筆先で先で撮ってあげる。その場合、ろくろを回して、中に筆を置いて水を取る感じ。水がビチャビチャになったままであると中がひび割れたり傷になる。
●ろくろを回せると言う事に頼りすぎてはダメ、回す前にきちんと形を整える。
●形が全て出来上がったら、側面を減らで当てながら泥をかすめとる。持った時に泥が指につくのを防ぐため。土台についても、ろくろを回してへらの先を当て取りやすいようにする。
●ろくろを回して、へらの先を対象物に当てて適正な大きさであるかどうかを見てみる。回した時に、ヘラの先が対象物が当たったのであれば、その部分が膨らんでいるため、ろくろを回して押し込んで縮める等検討する。
●使わない土の山は袋に入れたままで良い。上は濡れたタオルでかぶせておく。全部出さなくても良い。
■陶芸の原点として、自分の作りたいものがあればそれをイメージしてどう作っていくのか考える。あとは、出てくるトラブルをどう対処していくか、それだけである。焼き物は⚫️⚫️道だと思う。正直に自分が出る。適当にやるとダメ。自分の中で心を定めてやっていかないといけない。
陶芸でまず大事なのは、なぜこれを作るのか。これを作るためになぜこうなるのか、を考えること、である。
オリジナル狛犬の途中経過 No.6
歯と爪、目は白く塗る。黒くはみ出てるところはなるべく塗らない。しかしながら、爪の生え際とかやむお得ない。
筆は細いところは細い筆で場所場所に適した筆を使って塗る。
枕を使って、塗りきれてないところを探して塗る。
時間をかけて作るものは、ここ苦労したなとか思い入れがある=魂が入る。大量生産のものには一々魂は入らない。
この状態で一度素焼きをして、白の部分を馴染ませてから釉薬をスプレーで吹き付ける。その後焼く。
オリジナル狛犬の途中経過 No.5
まず全体を釉薬を筆で塗る。筆は置いていくように塗る。普通に筆を動かすと焼いた時に、目立ってしまう。薄いところはなく、濃く塗る。但し、濃すぎないように注意する。立髪等残したいところは、水を濡らしたスポンジで拭き取る。地が赤土のため、焼いた時に浮き出て見える。陰影を付けたい時は、完全に拭き取らない。拭き取るところは、歯、目、爪、立髪、渦巻
歯、目、爪 は拭き取った後に、白の釉薬を塗る。
黒く釉を塗ったものを、スポンジに水を付けて剥がして行く。赤土は下地が見える。ダブルインパクト。細かいところや隙間は、豚毛の筆(毛先が硬い筆)を使う。凹んでいるところは取りすぎない。焼成した時に、黒の釉薬が残り、陰影として表現できる。取りやすい方向から取っていく。台座を上手く回して剥がしていく。また、枕を使い、本体を寝かしたりして、剥がし残しがないよう剥がしていく。
白く出したいところは、確実に剥がす。黒はきつい色なので、濁った色になってしまう。また、耳の先、鼻先、指をギュッとしたところで浮き出たところも軽く、ほんの軽く、擦る。周りの黒より薄くするといった感じ。
オリジナル狛犬の途中経過 阿行 No.4
・いろんなものを観察するようにしてみる。作陶に思い切りが出る。
・物体に筆で書いてイメージを作っていく。いきなり削るのは怖いから慎重にしたい時ほどそうした方が良い。
・カンナを使うコツ、ケースバイケースでやりやすいものにやりやすいものを当てる。
・カンナで掘ったところの毛羽立ちは水に濡らした筆で拭くことで慣らすことができる。
・見えにくいところも最後の最後まで仕上げを行う。
・凹凸をつけることによって陰影が生まれる。
・鼻の張り出しがぐっと出ている事は生命力が強いことにつながる。
・土は乾かない間はいくらでも変えられる。失敗してもやり直しがきく。とりあえずやることが大事。土の特性をよく理解する。
・焼き物で足を起たせるのはかなり難しい。
・陶芸では、焼き物らしいものを作ることに価値がある。かなり繊細な作業細かい作業を必要な物を作るのが焼き物に適しているか、よく考える。実際焼き物は細かく作業するのに向いていない。
オリジナル狛犬の途中経過 阿行 No.3
・土耕す時はかなり広範囲まで耕す
・耕して水をつけてさらに耕す。かなり広範囲まで耕す理由は毛細管現象で土が柔らかくなる。そうでないとつけたパーツが外れてしまう可能性がある。可能性があるものはつぶしていく。
・水をつけすぎてべとべとジュクジュクなりすぎないことも注意。ただ擦るだけになってしまう。
・陶芸家がする応用的なことは、パーツを取り付けながら高さをまず決める。それから左右対象比較して均等になるように位置をずらしたり均していく。
・土は多めに肉付けしておく。多かったら削ったらいいだけの話。少なかったらまた出さないといけない。工程をなるべく少なくする。
・耕したところはそのままに放っておかない。均しておく。
・人間のTゾーン等、各所各所のパーツを肉付けしていく。
オリジナル狛犬の途中経過 阿行 No.2
●パーツの取り付け位置を決めて、耕してたっぷりの泥をつけていく。注意することは乾いた土の部分を耕す時は、広範囲に耕すこと。耕した広範囲部分に泥を付ける。
●パーツをつけるときは思いっきり押し付けて中の泥が溢れ出る位押し付ける。中の泥を追い出すことが大事。隙間部分は紐を作って練りつけて補強をする。
●しっぽの作成。尻尾は真っ二つに割って、その間をくり抜く。全て均等に二つとも切り抜いたら、接着部分を耕してたっぷりの泥をつけて接着する。内側も補強する。接着部分を軽く掘り(線引き)、その部分に紐土を作り、練り込み補強をする。
●手で掘ったところの厚さを見ていく。全て均等の厚さにする。カーブや段差がある部分はその通りに掘る。掘る形が違うとチグハグになる。丸く掘る時は丸く、四角く掘る時は四角く。ツールを使い分けること。同じツールを使い続けない。
●菊練りをする時右手はまっすぐの状態で深く土をつかまない、手を添えた感じにしないとくるっと回転しない。
オリジナル狛犬の途中経過 阿行 No.1
・お尻が全部丸く中に入り込むように、余分な土は削っていく
・後ろ足の肘の部分、膝は土を削る時は残しておく。残しきれなかったら後で土をつけ足しても構わない
・かんなを使うときは鉛筆持ちはしない。鉛筆持ちでは、見えにくい。人差し指を手にかけて使う。
・段差を削り取る時は紐作りであれば横で作陶しているので、縦に飾るのはしてはならない。段差は取れない。横もしくは斜めにかんなを動かす。これを繰り返して段差をなくしていく。