オリジナル狛犬の途中経過 No.5
まず全体を釉薬を筆で塗る。筆は置いていくように塗る。普通に筆を動かすと焼いた時に、目立ってしまう。薄いところはなく、濃く塗る。但し、濃すぎないように注意する。立髪等残したいところは、水を濡らしたスポンジで拭き取る。地が赤土のため、焼いた時に浮き出て見える。陰影を付けたい時は、完全に拭き取らない。拭き取るところは、歯、目、爪、立髪、渦巻
歯、目、爪 は拭き取った後に、白の釉薬を塗る。
黒く釉を塗ったものを、スポンジに水を付けて剥がして行く。赤土は下地が見える。ダブルインパクト。細かいところや隙間は、豚毛の筆(毛先が硬い筆)を使う。凹んでいるところは取りすぎない。焼成した時に、黒の釉薬が残り、陰影として表現できる。取りやすい方向から取っていく。台座を上手く回して剥がしていく。また、枕を使い、本体を寝かしたりして、剥がし残しがないよう剥がしていく。
白く出したいところは、確実に剥がす。黒はきつい色なので、濁った色になってしまう。また、耳の先、鼻先、指をギュッとしたところで浮き出たところも軽く、ほんの軽く、擦る。周りの黒より薄くするといった感じ。