ヴィンテージ皿 作陶完成 絵なし
出来上がった赤土の皿に白釉を塗っていく。今回の皿のコンセプトは、いかに最初からビンテージ感を出したものを作れるか。磁気土は収縮率が高く、17%ぐらいだそうである。その白化粧を塗る。収縮が大きいので、ヒビ割れが起こりやすい。あえて起こすことで、使用でしか出ないひび割れ感を出す。
白化粧を塗る時は、かすれを残すようにする。また、塗る場所は縁ギリギリまでで、縁は塗らない方がいい。絵はナマズにするが、鉛筆で書けないので、一発勝負になる。紙を使って筆使い等練習をする。絵付けは流れにそって書いていく。筆の形を置いていく。筆は使い方によって、色んな形が出来る。中を塗っていくような書き方は邪道で、どうやったら綺麗なカーブが描けるか、考えながら描いていく。具体的には、物には道理がある。流れの早いもの、遅いもの。荒々しいもの。優しいもの。そのイメージに沿った筆使いを心がける。