togei labo -福よkoi-

2017年末から趣味で陶芸を始めた陶芸初心者です。月2回(2019年3月から月3回)著名な先生から指導を受けています。習得したことや気づいたこと、拙品を備忘録を兼ねて記録していきます。

ヴィンテージ皿 高台作り

前回の続き。
皿の基礎が出来たら、皿の裏面の作陶(高台作成)を行う。土で紐を作って手動ロクロの上に乗せる、しっかり留めていく。

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それを土台にして、基礎の皿を乗せ(高台側を上)カンナで削っていく。
まず、高台のイメージを作り、針で高台の円を描く。ロクロを回す時はロクロの下を持って回す、さらに、レコード盤を回すように基礎を指で回すと簡単に回る。左手にカンナを持って、中指で皿の真ん中を押さえるように、人差し指で左手のカンナを押さえるように、左手のカンナは上に上げるように反発させるように持って構える。

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今回皿が大きいため、底を安定して支えるよう二重高台にする。 市販されている器は冷床で鋳込みをしていくため締まりが出来るため落ちにくいので、二重高台は見られない。ロクロで作る昔の器は二重高台はよく見受けられる。

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カンナで削る時は歯を寝かす。怖がらずに厚みのあるうちに思い切って削る。カンナの種類を変えることで削る深さも変わる。高台を削るコツとして、カンナの角で削る。それを何本も入れる。その次にカンナの平らなところで削ると、大量に削れる。削っていく時は皿の丸みと厚さを考えて自然な感じに削っていく。高台は外内ある程度の深さを出して上げる。真ん中は一番最後に作る。最終的に、高台を仕上げる時は、角を斜めに削ることで仕上げを行う。ちなみに、高台を削って出たカスを払いのける時は、高台を回す反対側にホウキを入れる。遠心力とその反発で取れる。