陶芸の魅力 その3
先程の続きです。
陶芸が趣味になることで、私にとっては今まで全く関心がなかった陶器に興味が湧いてきました。例えば、美術館や陶器市に足を運ぶことで、見知らぬ作品に出会えることが楽しみになってきます。歴史的な陶芸作品は、江戸時代までは大名などの権力者が所有しており、自らの権威を誇示していました。希少で高価なものは名物と称されることがあり、明治時代以降には財界の実力者たちが競って収集して、美術館で展示するようになりました。中には滅多に公開されない作品もありますから、特別展は愛好家にとっては一大イベントになります。全国の産地では陶器市が開かれ、愛好家の関心を集めています。このような場所では掘り出し物が見つかることがありますので、そういった作品を見つけることも楽しみの一つになります。