虎が作陶完了まであと一歩。
象嵌にて浅く掘っていた跡はやはり、土が浅くしか練りこまれていなく、削っていくと模様が簡単に消えてしまう状況であった。象嵌はそれなりに深く彫り込まないといけない。修正は、同じ工程を繰り返す。筆で記し、彫り、水分を湿らせ、異種の等を練り込む。そして、削り出す。あと、尾と後脚がヒビ割れしていた。作成にあまりにも時間を掛け過ぎが、原因であると思われる。この象嵌の作業が完了したら、後は形を整えていくのみ。特に顔の堀を深くし、顔の形を整えることに執心した。
足の付け根に、落款、福よこい、の恋 を押印。
焼き上がりは秋口になるとのこと。