オリジナル狛犬の途中経過 No.4
■渦巻きは細く始まって細く終わる感じにする。渦巻きの先端上に少し出してあげる。最初に作った昆布は渦巻きの名残のように見せる最後は自然に流す。要は自然に流れを作る。
渦巻は溶け込ませることが大事チョンとつけたのではダメ。渦巻きを本体につけながら巻いていくと自然になる。
渦巻は毛並みと毛並みをつなぎ合わせると自然になる取り付けた渦巻と線で描いた毛並みをつなぎ合わせることで、自然な流れを作る。
渦巻は1周半で終わるのが綺麗。の、の字をスッと伸ばす感じ。多くすぎるとうざったくなる。
本体に取り付けた渦巻きの最後の線をさらに足してあげてると迫力が出てくるし、自然になりやすい。
渦巻きの線はつけた後に慣らすために潰すので少し細くてもいい。
渦巻の最後、最後の仕上げ部分の仕上げはきっちり本体になじませてつけておく
。弱いと剥がれてしまうのが多いので、気を付ける。
■土は乾燥したものを使うとひび割れするために常にフレッシュなものを使う。要は、使い捨ての土は水をつけてサッと取り出して横によけておく。退けておく。無造作に置いておかない。
オリジナル狛犬の途中経過 No.3
■作品を作る時は細かいところを後回しにして先に大雑把に作る。
■ヘラで模様を作るときは書くと言うよりも押し当てる感じ。ヘラは使い方次第。
■こんなん使わないっていうネタでもどっかの頭の片隅にでもおいとくと使うことがある。ネタを大事にする。故事成語、四字熟語をネタにして作る。
■土を使う時、フレッシュの土と使いかけの土は分けて置いておく
□土はあまりこねくりまわさない。パーツをつけるときはフレッシュな土に水をつけてフレッシュにさせること。
■パーツを接着させるときは耕してあげるが耕して泥をつけてさらに耕すことがある。土が固くなっている時は効果的である。
■生き物の鼻作る時は大きめに作る。縁起が良い。鼻の穴を棒で押し上げて作ってあげることで鼻の自然の隆起ができる。
■目を本体につける。耕した本体の穴に付けるが、目の接着面を少し土をつけて膨らましてあげる。そうでないと接着面から空気が入る可能性がある
■目を内寄りにつけるときは内側の肉を削ってつける。
■うずまきの線は均一には作らない。だんだん細くなっていく
オリジナル狛犬の途中経過No.1
★足をつけるときは付け根に向かって太くする。
■前足は内側に入る。
■足を胴体につけたまま肉付きをしていくと作業がやりやすい。
■前足はどこに着くか。足の付け根はどこに着くか、確認する。前足は後でつける。
■肩のところが筋肉隆々なのでそれを肉付けしていく。変化をつけるのが大事。
★ひもの作りはちゃんと厚みを整えていく。
■紐作りで土を抑えこんだときにぎゅっと押さえ込んでしまうとそこが溝になってしまうのでそこは地を埋めてあげる。習性として癖になっている。
■紐作りは丁寧に丁寧にしていかないといけない。
■紐作りは必ず一周いかないといけないと言うわけではない。面が見えやすいので片一方だけつけるのでもいい。
■下造りの継ぎ目のところが薄くなりがち。
■間に空気を入れないこと。
■押さえると片一方に出てくるそしたら元に戻さないといけない。
■シワのない部分とシワのない部分をくっつけると空気は入らない。
★熱で乾いてくるから水につけた布を挟んでおく。
■イメージを持つのは大事だけど、こうでないといけないというのはやめたほうがいい。
■毎日毎日イメージを見て知恵の輪のように考えないといけない。
■埋めて厚みを整えてから思う存分削ったらいい。
■全体で考える後で形を整えて削る。
■修正がいくらでも聞く。土は許容範囲が広いので失敗したらやり直したらいいだけ。
No.12 生々流転
新品の作品をいかにヴィンテージというカテゴリで表現するか。所々に点在する欠けやヒビ割れも、オリジナリティを表すための、表現に他ならない。儚くも躍動感ある様を表現しました。
作陶期間:1ヶ月
オリジナル狛犬を作ってみる。
造形家がよくやることであるが、立体の見本、レプリカ(小さい模型)を作る。それを見ながら、作陶する。本番ではないので、メチャクチャ細かく作る必要もない。阿吽2体であるが、一体ずつ作陶する。こういうものであるという、頭で考え過ぎない。想像上の生き物であるから、自分がそういうものだと満足出来るのであればそれでいい。まず、土を荒揉、簡単な菊練をした後に、分割する。付属品、模様、耳とか。胴体。手足。頭。首、足、肘、等骨格を意識して部品を付けて作っていく。
四つ足で立たない。お尻は地面に付かせた方がいい。後脚は曲がる。お尻で安定感を作らないとコケやすくなる。また、胸を張る。猫背にならない。胸を張ることで、すぐに立つことができ、緊張体制、今にも襲いかかる狛犬のイメージになる。
焼き物は分業制。生地を作る人は生地を作る。絵ばかり描く専門家、焼きをする専門家。
阿吽で結界を張っている。京都だったら、鍾馗さん。ネットで検索したら、京都で鍾馗さん
狛犬の基本知識。 阿吽 向かって右側が阿形 ちなみに、雄。向かって左側が吽形 吽形は角が基本的に角が生えている。雌 ベースは赤土で作る。狛犬は寺や神社を守る、シーサーは家を守ると言われている。また、シーサーは、座姿と横姿がある。前者は、腰を据えてしっかり家を守る、横姿は、尻上がりに物事が上手く行く、ということで、そのような形になっているといわれている。